一番最初の現場体験です。
建設現場の仕事初体験
週末、スマホにメールで翌週月曜日の仕事の連絡
指示書が添付されているので内容確認して返信します。電車の時間、乗り換えや、持ち物、現場の担当者、現場に着いた時連絡する人など注意事項や、近くにコンビニがあるなどの情報も丁寧に記載されています。
出来ない時は断っても良いそうですが、前もって出来そうな仕事は聞いてくれるので、あまり出来ないことはなさそうです。
指示書によると仕事は某市のマンション工事現場の清掃という事で現場に向かいます。7時30分までには現場に入るように言われていました。本日一緒に仕事をする同じ営業所の職長さんと現場で合流、呼んでくれた会社の詰め所に行きました。
詰め所にいくと、いろんな業種の人たち、職人さんたちがいて最初はビビります。でも見た目怖そうだったお兄さんたちが意外と優しく、此処いいよとか、席を空けてくれたりして安心しました。
現場の担当の方のところで新規入場者教育の書類に必要事項を記入しました。職長さんは先週からこの現場に入っているそうなので新規は私一人です。職種を何と記入するのか職長さんに聞いたところ「ザツ」と言われました。(雑工)という職種に当たるらしいです。
そのあと朝礼があり、最後に「ご安全に!」とこぶしを上げて解散、職長さんを見失わないようについていきました。
作業内容は職長さんがわかっているので、教えてもらいながら作業します。
この日は足場上の清掃をするのですが、狭い足場の上で穴が開いているにもかかわらず、下に落とさないように掃除するので、結構大変です。釘や、モルタルの破片、木くず、金属片、砂、それぞれ僅かですが、なれない足場の上ビビります。
そして、職長さんから注意をいただきました。後ろに下がりながらほうきでかき集めていたのが危険作業だったのです。
後退しながらの作業は後ろが見えていないので転落の危険があると注意していただきました。前職では安全衛生の仕事も担当していたのに、気づかなかった。(ちょっと恥)
10時と15時に30分の休憩があり、昼は近くのすき家に行きました。
同じ作業を16時半ごろまでやり、道具やガラ袋を片付け、詰め所に戻り終了です。17時前には現場を出ることができました。
最初、掃除しながら「これが仕事?」とか思いましたが、これも大事な仕事だなと思いました。見た目のきれいさだけじゃなく、作業する人たちの足元の安全につながり、転倒、転落予防にも役立っています。足場上の金属片やモルタルの塊などが落下すると下で作業する人たちの怪我の元にもなりかねません。専門の職人さんだけじゃなく、このような仕事をする人たちも建築を支えているのだなと思いました。
一緒に仕事をした職長さんは40才位で私と20歳も違います。本職は自営業なのだそうです。丁寧な言葉づかいでとても良い方でした。
新規は現場によって時間が違います。
(前職で建築現場には別のかたちで何度も出入りしているので、新規の経験は結構ありますが、現場によってやり方に違いがあります。早いところは書類の記入だけで5分位、長いところは監督さんがすべて説明、チェックを行うので30分位かかるところもありました。)
建築現場に入るには安全靴、安全帯、ヘルメット、長袖着用が基本的な決まりです。
転職で住宅に関わる仕事についた頃、現場にはよく出入りしていましたが、私の仕事は完成間近の室内での仕事でした。自分たちが作って納めた材料が、家や部屋の一部となり、その部屋で知らない人や、家族の人生が育まれていくのかと思い感激し、誇らしく思いました。
今度は定年後に、その建物を作る仕事の末端の、全く違うものではあるが、ほんの少し関われたことが嬉しく思いました。でも、足場作業は次回は申し訳ないですが、おことわりしようと思います。
高いところはウンチが漏れそうになります(笑)苦手です。