3LDKマンションのリフォームで、内装屋さんのお手伝いの仕事です。ヘルメット不要、安全靴もいりません。
車で現場へ
丁度マンションの駐車場に空きがあるので、現場までは車でOKとの事、楽々通勤です。何も持ってこなくて良いとのことですが、すべり止め付きの作業用手袋は持参しました。
現場に着いて駐車場所がわからないので車で待機していると、しばらくして内装屋さんが来て駐車位置を教えてくれました。
作業は私の他にもう一人外国人の方です。内装屋さんとは、知り合いのようで親しそうに話していました。日本語かなり上手です。
作業内容
さて作業内容ですが、壁紙(以降クロス)の貼り替えをするそうで、現在貼ってあるクロスを剥がすのが我々の仕事だそうです。カビが生えていたり、キッチン付近は油汚れがひどく、すべて貼り替えになるようです。
安全注意
作業には専用のはがし道具を使います。大きなカッターの刃を挟み込んだ少し重量のあるスクレーパーを渡されました。ちょっとした手違いで大けがしそうなものです。くれぐれも刃物の前に手を置いたりしないよう注意されました。
実際の作業
まず、剥がしの前にコンセントやスイッチのカバーを外します。外したものはバケツに入れていきます。クロスを貼った後に職人さんが自分で取り付けるそうです。
次に、やり方を教えてもらいました。クロスの何もない場所にスクレーパーの刃先を寝かせて当て、柄の下の方でググっとやると、なんとクロスが表面だけ剥がれます。これは驚きのすごさでした。しかし自分でやってみると、「おお!」その下のボードまで食い込んでしまいます。これはやばい、気を取り直してもう一度挑戦、見事に今度はうまくいきました。
下の方まで削ってしまってもパテ埋めするので問題ないとのことで安心です。
内装屋さんは他の現場に行くとのことで、その後は我々だけの作業になりました。
もう一人の方は、慣れたものですでに作業を進めています。刃物が危険なのでとりあえず、少しづつ剥がしていきました。すぐにちぎれてしまうところと、気持ちよく大きく剥がせるところがあります。
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はじめは自分の未熟さではがれ方が違うのだと思っていましたが(多少はあります)湿気具合や表面、下地の具合などでいろいろ違うようです。作業が進むにつれ部屋の中はものすごい散乱状態になっていきました。
天井の剥がし作業は、はじめのころは上ばかり見ているので、結構首が痛かったりしましたが、要領がわかってくると一度に大きな面で剥がせるので意外ときれいに早く片付きました。
10時休憩30分
10時には30分の休憩のはずでしたが、10分休憩したあたりで、もう一人の方が「休んでて」と言って作業を始めてしまいました。落ち着かないので私もまた始めます。
12時昼食
2番目の部屋の半分過ぎたころ12時になり、お昼休憩です。私は車で来ているので、朝の内に買っておいたコンビニ飯を車中で食べます。私の昼食は大概いつも、おにぎりとパンです。同じものを食べていれば急にトイレに行きたくなったりということがないので、だいたい同じようなものにしています。派遣先や現場系でトイレがいつも快適とは限らないですからね。
食後は車でちょっと昼寝、スマホでタイマーをセットして時間前には間違いなく起きるようにしています。時間が来て午後の作業です。
13時30分終了
私が昼休み中も、もう一人の外国人の方は作業をしていたようで午後はすぐに終わってしまいました。
終わり次第帰っていいことになっているので、早く終わらせるために彼は昼食は取らずに作業を続けていたようです。剥がしたクロスを袋に詰めホウキで掃き掃除をして作業終了です。
ベテランの彼は私の倍位の作業をしていましたので、申し訳ない気がしましたが、「ハヤクカエッタホウガイイネ」と笑顔で言ってくれたので安心しました。なんだか得した気分になりました、有難う!
内装屋さんに終了の電話をします。一応、彼のおかげで早く終わったことも報告しました^^
終わってみて
壁紙を貼りかえる前の古い壁紙剥がしの作業でしたが、特に頭を使うこともなく、体力も必要なかったので、刃物に気を付ければ安全で楽な仕事だったと思います。ただ壁紙を剥がしたとき若干紙粉が舞うのでマスクは必需品です。
たまにはこんな仕事も楽しいですね。きれいな新しい部屋に生まれ変わることでしょう。
クロスの事
今回、壁紙の事をなぜクロスというのかという疑問がわいたので、なんとなくわかったつもりではいたのですが、一応調べてみました。簡単に言うと、クロスとは本来「布、織物」といった意味で壁紙はもともとが布製が当たり前のことがあったようです。現在では「壁・天井の仕上げに貼るシート=壁紙」をまとめてクロスと呼ぶようです。