自転車、ニップルがちぎれた!

スポークが折れたと思ったらニップルが破断していました。

スポーク組み換えを自分でやるときは要注意

前輪のスポークを張り替えてから約1ヵ月、出かけようと思たら、スポークが1本ブラブラと、、なんと、ニップルがちぎれました。錆びるのが嫌だったのと、ちょっと違う感じに恰好よくしたいと思い、アルミ製のゴールド色のニップルを今回使いました。

アルミ製のニップルは弱い?

実は、スポークを組んでいるとき、ふと、思ってはいたのです。

このニップル、締めすぎるとちぎれてしまうんじゃないかな~と、、。

やはり1本締めすぎていたのでしょう。見事にちぎれてしまったようです。とりあえず1本無くても大丈夫だろうと、取れてしまったスポークを外し、そのまま出かけました。走ってるときまたちぎれたらどうしようと思いながら、、。(これを書いている時もまだ間違いに気が付いていません)

往復約6キロ走行し、無事帰宅しました。

アルミニップルを使用する時はスポークを長めにする

という記事を見つけました。締めすぎと思ったのは大間違いの様です。

スポークの先端がニップルのリムにかかるツバの様な部分まで届いていない場合などは、あっけなくダメになってしまうというのです。言われてみればなるほどです。

ニップルが切れた原因

下手なニップルの画ですが、左端がスポークを挿入していない状態、真ん中と右がスポークがねじ込まれた状態ですが、問題があるのは真ん中の画で、矢印の部分がリムに引っかかって、スポークを張ってくれるわけですが、ちぎれたのはこの矢印の部分からなんです。(実物写真)

スポークが右のように全部入っていればこの部分から切れてしまうことはないはずです。もしも右のようにねじ込まれた状態でちぎれたのならねじ山も削れてしまっているか、ニップルの頭?の広くなった部分が取れてしまうか、スポークも切れてしまっているのではないかと思います。

最初に思った締めすぎではなく、逆に締めが足りなかったようです。おそらく真ん中の画のような感じですね、組んだ時は、振れ取りをしながらスポークの先端があまりリムの内側に出ないようにと思っていたので出っ張りは気にしましたが、入りきっていないことは気にしませんでした。(スポークの出っ張りが、リムライナーをつき破って、チューブを傷つけるのではないかと余計な心配をしていました)

しかし、ということはスポーク全体のバランスもちょっと気になります。早いうちに点検しないと、、。

スポーク組み直し

ニップルの頭の部分はリムの中に残っています。

タイヤの空気を抜いて中のニップルを見るとしっかりねじの溝は残っています。やはりねじの入りが浅かったようです。反省しながらちぎれた頭を取り出し、スポーク1本張り直しです。

幸いなことにニップルは予備があるのですぐに修理することが出来ました。ニップルのあたまは、リムライナーテープに貼りついていました。新しいニップルに変え、ハブの穴からスポークを戻して意外と簡単に元に戻せました。

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スポークの先端がニップルのあたまの方まで入るくらい締めてから、振れ取りします。手製の振れ取り台の出番になりました。

振れ取り

台になる部分は25ミリ厚の合板の端材と、9ミリ厚のこれまた端材から作った振れ取り台で振れを見て調整しました。幸いな事にあまり狂いがなかったようなので少しの調整で済みました。でもいずれ近いうちに前後共見直したいと思います。

スポークテンションメーター

今回の事でスポークの張り具合がとても気になるようになってしまいましたので、何かテンションを調べるものがあるだろうと思って調べたらありました。

その名も、スポークテンションメーターです。

素人がスポークを張り替える際はこれがあった方が良いかもしれないな~と思います。どれくらい張ればいいのかなかなか難しいですからね、今はなんとなく手でギュツとやったりドライバーで軽くたたいて音を聞いたりしてますが、いずれ購入して、使ってみたいと思います。



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