自転車、前ハブグリスアップ

前輪のハブのカリカリ音が気になるくらいになってきたので、グリスアップしてみる事にしました。

使用した工具

使用した工具は、モンキーレンチと、100均の多用途スパナ?です。薄型のハブスパナが必要だったのですが、100均ので対応しました。なんとなくサイズがしっくりこなかったです。

画像がありませんが、前輪をホイールごと外してきて作業しました。天気が悪かったので室内でやりましたが、ハブを外す際、ベアリングやナット類の紛失を避けるため段ボール箱(靴が入っていたやつ)を下に置いて、というより箱に乗っけてやりました。おかげで安定して作業することができました。

ハブの洗浄

写真はパーツクリーナーで洗浄したものです。

ロックナットを緩めて片側ずつベアリングを取り出します。

玉押しを100均スパナで固定しながらモンキーレンチでロックナットを緩めてハブ軸から取り外しました。続いて玉押しを取り外すと内部にベアリング球9個入っています。

ハブ軸が抜け落ちないように抑えながらホイールをひっくり返して反対側のベアリングも取り出します。グリスでべたべたになるのでウエスをそばに置いておくことが大切です。

左右のベアリングはまぜない方が良いと何かで見たことがあるので、ベアリングは洗濯用の柔軟剤が入っていた容器を切ったやつ(上)と、オイルサーディンの空き缶(下)に分けてパーツクリーナーをかけ、コロコロ転がして洗浄しました。

写真では、ベアリング球が6個しか写っていませんがそれぞれ9個です。

グリスアップ

ハブの内側の皿の部分と軸が入る部分のグリスを塗布して皿の方に洗浄したベアリング球を載せていきます。ピンセットを使用したら余計なところにグリスを運ぶこともなく良いと思いました。

玉押さえ、ロックナットを戻して、また裏返し、この時まだ片側なので手でおさえながら返します。そして反対側も同じように玉押さえロックナットを戻します。

玉当たりの調整

自作の振れ取り台

この後は玉押さえとロックナットの締め加減で調整が必要です。ホールごとまわしてみて、ガタツキがなくスムーズに回るところでロックナットを締めます。私は以前にスポークを張り替えた時に作った振れとり台を使用しましたが、両手で持ってやっても大丈夫です。

完成~!ですが、実際に乗車試運転をしたところ、若干前輪から振動を感じました。何度か調整してもわずかな振動が気に入らないので、ネット通販で同じ規格の前輪用ハブを注文、ハブ軸とベアリング球、玉押さえを新品に変えました。作業は上記と同じようなことをやってます。スポークの貼り替えはこの前やったので、もう一度張るのはちょっと、、面倒?でハブ本体はそのままです。

作業を終えて

後輪はハブごと新しくしているので、快調そのものです。今回、前輪グリスアップでかなり良くはなりましたが、後輪に比べるとわずかな差が気になってしょうがないので最後は部品交換になりました。

おかげで、前輪後輪とも、素晴らしく快調です。

スポーク張替えの時、ハブの具合に気付いていればよかったのに、反省ですね。

もうひとつ、100均の多用途スパナ?はサイズがちょっと微妙でした。今後のためにハブレンチも買うことにしました。

1985年に購入したシティサイクル、今後も手入れして乗り続けます。

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