
昨日、どうしてもスイカが食べたいと、奥さんが直径20数センチの小玉スイカを買ってきました。
ほどよく冷えていて、切ってみると中は真っ赤で、見るからに甘そう。案の定、シャリシャリとした食感と爽やかな甘さで、まさに「夏、来たな〜」という感じ。
ところがこのスイカ、見た目は完璧なのですが、種がちょっとやっかい。小さくて薄くて、取りづらい。面倒なのでそのまま食べていたら、けっこうな数の種を飲み込んでしまいました。
「まあ大丈夫でしょ」と思いつつ、ちょっと気になったので調べてみることに。
結論:スイカの種は基本的に飲み込んでも大丈夫

まず安心してください。
スイカの種は基本的に 人体に無害。
胃腸の中で消化されにくいですが、そのまま便として排出されることがほとんどです。
毒性もなく、少量なら健康に悪影響はありません。
実際、最近ではスイカの種を炒ったり、スナック菓子のようにして食べる文化もあるくらい。栄養的にも、ビタミンB群やマグネシウム、亜鉛などを含んでいるそうです(ただし炒った種であって、殻ごと生で食べても吸収は難しい)。
じゃあ、たくさん飲み込むとどうなるの?
大量に飲み込んだとしても、特別な体質でなければほとんどの場合、問題はありません。
ただし、以下のようなケースでは注意が必要です:
- 消化器系に持病がある方(腸閉塞の経験があるなど)
- 小さなお子さん(のどに詰まらせる可能性)
そういった方には、やっぱり「種はなるべく取り除いて食べる」が無難ですね。
子どもの頃に言われた「お腹の中で芽が出る」は本当?
これもよくある話ですね(笑)
「スイカの種を飲むと、お腹の中で芽が出るよ!」なんて脅かされた経験、ある方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、完全に迷信です。
植物の種が発芽するには、適切な温度・光・酸素・湿度などの条件が必要ですが、人間の胃の中は強い酸性。発芽なんて、できるわけがありません。
結論まとめ

- スイカの種は多少飲み込んでも大丈夫
- 大量でも健康な大人なら問題なし
- 小さな子や体調に不安がある人は注意
- 芽は、絶対に出ません(笑)
夏のスイカ、せっかくなら種のことを気にせず、美味しくいただきたいですね。
それでも気になる方は、種なしスイカを選ぶのもひとつの方法かもしれません。