お菓子屋さん一日派遣

有名なお菓子屋さんにスポット派遣

お菓子写真

「派遣の仕事、お菓子の箱詰め、シール貼り 1日から」

お菓子屋さんの仕事なら簡単そうだし、清潔そうだからやってみよう、お菓子もらえたりして、と安易な考えで応募しました。一日だけの仕事です。

当日は派遣会社から指定された駅まで、バスが迎えに来ました。バスは数か所停車するようで、間違えないようにとメールの指示に書いてありました。

駅に着くと派遣らしき人の集りが数か所あり、その一人に、○○(派遣会社の名称)ですか?と聞いてみると「違います」

でも、その会話を聞いた別の人が、「私も○○です」と声をかけてくれました。そしてちょっと会釈しながら近づいてくる人、年齢層は、20歳くらいから、60代中半位の感じです。誰かが、「人数そろってるみたいですから、バスが止まるところまで行きましょう」と言い、ぞろぞろとバスが止まる予定のビルの前へ移動しました。

ほどなくしてバスが来て全員無事乗ることができ、ちょっと一安心です。しかし、現地について問題が起きました。

我々のグループ(同じ派遣会社)は、全員がここでの仕事は初めてのようで、全員で降りる場所を間違えたのか、指定された入り口がわからなくなってしまったのです。誰かが会社に電話してくれて、担当の方が迎えに来てくれることになり、無事、職場に着く事ができました。

まず、休憩所らしきところへ行き、その会社の担当の方に、出勤の確認をしてもらいました。そしてタイムシート記入、休憩所使用の注意事項などを聞き、上履きに履き替え作業場に入ります。

作業場では、そこの責任者らしき方から説明があり、作業の振り分けがありました。

すでに作業をしている人たちもいてその方たちは夜勤の方々のようです。24時間稼働なんだと、その時初めて知りました。

いくつも並んだ作業台の一列に私たちは並んで立ちました。そこへ台車に乗せられたお菓子が運ばれてきて、箱詰めが始まります。

お菓子の向きに気を付けて並べ、リーフレットを入れどんどん積み重ねていきます。

ある程度たまるとまた台車に乗せ運ばれて行きます。見たことのあるお菓子が出てくると楽しくなってきます。慣れてくると隣の人と、休憩の時お菓子くれるのかな?とか会話するようになってきます。(^^)もらえませんでした。

箱詰めは同じものばかりではなく、いろいろなお菓子を組み合わせて詰める作業もあります。箱の種類も、いろいろありますが、その都度丁寧に教えてくれるので安心して作業できました。

昼休みは1時間、朝寄った休憩所(食堂?)で好きな場所に座っていいようです。

食事が終わったら、ごみは分別して捨てます。今や常識ですね。

午後はお菓子の箱作りの方に行くことになりました。機械で出来上がったものを箱のかたちに組んでいきます。他の派遣会社から来た同世代位の女性の方と一緒に作業しました。

時々不良品が出てくるので、取り除きながらの作業です。次の休憩までほぼ2人だけの作業だったので、会話も弾み楽しかったです。^^

遊んでんじゃね~よと怒られそうですが、遊んでませんから。

休憩は15分と言われたような気がしたのですが、皆さん30分だというので、私の勘違いだろうと思い30分後に作業場に戻りました。

今度は、ちょっと高そうなお菓子を先ほどまで一緒に箱作りをした方と、検品しながら箱詰めすることになりました。全数裏側の日付を確認して箱詰めします。ひとつひとつに乾燥材のようなものが入っていて日付の見えないものがあり、責任者らしき人に聞くと包装ごとゆすってずらし、見るようにと、やり方を教えてくれました。

やがて時間になり、この日の作業はこれで終わりです。とても楽しく仕事ができました。

菓子折り写真

お菓子屋さん2度目のスポット派遣

数日後、またこのお菓子屋さんの募集に空きがあったので応募して仕事をさせてもらうことになりました。、、、が

なんと当日は大変な悪天候で、電車がしばらく止まってしまい、時間までにいけないので派遣会社に遅れる旨、連絡して1時間ほど遅れての到着です。

出勤できない人も多数いたようで、出勤のチェックをする担当の方は「今日来ていただいた方は遅れた時間の分も全部お支払いします。大変な中来ていただいて助かります」と言ってくださり、大変うれしかったです。改めて、いい会社だな~と思いました。

その日、私はシール貼りからやることになりました。初体験です。どんなシールを貼るのだろう?

なんと、賞味期限のシールでした。ああ、シール貼りとはこういう仕事かと初めてわかりました。しかも、他の作業は立ち仕事ですが、これは座ってやってくださいとのこと。うれしいですね~

楽しいだけじゃありませんでした。

しかし、良い事ばかりは続きません、この後に問題が、、。

シール貼りを終わってしまったので、近くにいた社員の方の指示で箱詰めの作業をすることになりました。種類の違うものを数個ずつひとつの箱に並べて詰めるのですが、両手とも一度に数個ずつ取れというのです。個包装になっているのですが、強くつかむとつぶれそうだし、慎重にやると時間がかかる、初めてなので感じがつかめるまでは仕方ないと思うのですが、10分もしないうちにその方が戻ってきてすごいスピードでやってみせるのです。一度に何個もなんて、今日初めてなんですけど、、。

前回、ここで仕事をしたときに教えてくれた責任者のような方は、上手く教えてくれましたが、この社員さんには参りました。

そして、前回と同じ検品しながら箱詰めする作業(品物も同じ)をやることになりました。やったことあるかと聞かれたので、「あります」と答え、作業をしていると、しばらくして、私のところにやってきて、全部の品物を見ていては時間がかかるから所どころ見ればよいというのです。この前は全数を確認するようにと言われたので納得がいかないのですが、仕方ないのでその通りにしました。

本当は、前回教えてくれた方に確認したかったのですが、残念なことに今回は夜勤明けらしく、ご不在でした。

私は以前、生産管理や品質管理の仕事にも携わっていたので、納得いかない気分でしたが、今は日雇い派遣の身ですので、じっと我慢しました。

どこの職場にも、似た人はいらっしゃいますね。

良い体験ができました。

人は一人ひとり、性格も違えば、得手不得手があります。理解の速さや、能力もみんな違います。スポット派遣で来た人に初めから職人並みのスピードを求めるのは、品質にも大きな影響を与えかねません。

誰がやっても同じ事ができる様に標準作業というものがあります。その日の状況や気分で作業方法を変えるのではなく、決められた標準作業で仕事を処理する事で、事故なし、怪我なし、品質良しで、確実な生産管理ができるのだと思います。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です