手術当日の朝
白内障手術2回目(左目)の日。手術の2時間前に病院へ到着し、予定通りに目薬を点眼。看護師さんが名前の確認と体温測定を行ったところ、なんと37.4℃。近くにいた人も驚いた様子でした。
私は普段から血圧や体温が極端に変動しやすく、緊張していないつもりでも血圧160超えは当たり前。白衣高血圧も当たり前につきまとっています。今回は手術前だったため、手術が延期になるのではないかと本当に焦りました。
「少し後で再測定しましょう」と言われ、10分後に再び測ると36.5℃。問題なしとのことで、予定通り手術フロアへ向かうことができ、一安心しました。
手術前の準備
更衣室で上着とシャツを脱ぎ、Tシャツの上に手術着を羽織ります。前回は貴重品をロッカーに適当に入れたため、手術後に回収するのに手間取ったので、今回はジップロックを用意し、財布や鍵などをひとまとめにしてバッグに収納。これで手術後もスムーズに撤収できるはずです。
しかし、今回は予定時間を20分ほど過ぎても順番が回ってこず、待機中に「ちょっと手間のかかる手術だったのかな」と思っていました。それから少し経って「お待たせしました」と迎えが来て、いよいよ手術室へ。
手術、前回と違う
手術用の椅子に座ると、そのままスーッと倒され、頭と体の位置調整、血圧計・心電図の取り付け、目の周りのテープ止めが行われました。新人の看護師さんが指導を受けながら作業している様子でした。
いよいよ手術が始まりましたが、今回は宇宙旅行のような光のショウはありませんでした。前回の先生とは別の方が執刀している様子です。ちょっと不安になりましたが今さらどうしようもありません。とても丁寧に作業(処置?)しているおかげなのか前回のような美しい万華鏡のような虹色の光はなく、白い光が揺れ動いていました。
何やらアドバイスするような声も聞こえます。緊張の中、しばらくして手術は終わりました。今回も緊張のためか、血圧が200まで上がったようです。一度中断して深呼吸してくださいと言われたのはその為だったのだろうと思います。
手術後の入院
看護師さんに付き添われ更衣室へ戻り、ロッカーからバッグと上着を取り出し、迎えの看護師さんを待ちます。数分後、車椅子で病棟へ移動。
その後、看護師さんから術後の流れについて説明があり、昼食。術後1時間はベッドで安静にするよう指示されていたので、食事後はゴロゴロして過ごしました。
手術から2時間ほど経過した後、院内のコンビニへ行き、ペットボトルの水、温かいお茶、透明眼帯を固定するための医療用テープを購入。前回は緊張からか指示を見落とし、控えるべきコーヒーを買ってしまったのですが、今回は間違えずに済みました。
夕方には担当看護師さんが交代。手術前の説明をしてくれた方だったため、安心感がありました。例えるならば、保育園でお母さんが迎えに来たときの子供の気持ち。看護師さんは孫の年齢くらいの方でしたが(笑)。
翌朝退院
翌朝、看護師さんによる検温・血圧測定の後、執刀医の診察と別の女医さんの診察を受けました。前回とは診察の順番が違いましたが、どちらも問題なしとの所見で安心。
退院手続きを済ませ、ついに帰宅へ。
手術を終えて
眼帯を外した瞬間の感動は、前回の倍以上。世の中がこんなに美しく見えるなんて信じられませんでした。医師に「とてもよく見える」と伝えると、とても喜んでくれました。本当に心から感謝です。
今回は若い医師への指導を兼ねた手術だったようですが、丁寧な処置のおかげか、目の充血や違和感もほとんどなく、快適に帰宅できました。
迎えの車がなかったため、大事をとってセリアで購入した花粉メガネをかけ、タクシーで帰宅。偶然にも運転手さんが同郷の方で、最後まで素晴らしい1日となりました。