白内障手術を終えて見えた新しい世界

手術後、感動の景色

白内障の手術を終え、目が覚めるように視界が開けました。本当に感動するくらい、目に映るすべてのものが鮮やかで美しく感じられます。これまでは、ぼんやりとかすんだ世界が当たり前だと思っていたのですが、まるでテレビの4Kや8Kの映像を見ているような感覚です。

空の青さ、木々の緑、ビルの輪郭、道路の舗装——すべてがくっきりと見えるようになり、「こんなにも世界は美しかったのか」と改めて実感しました。今まで見えていたと思っていた景色は、実は見えていなかったのかもしれません。

喜びとともに訪れたショック

しかし、感動とともに少し残念なこともありました。私が選んだのは単焦点レンズで、ピントが合う距離が決まっています。どうやら私の場合、40センチくらいの距離が一番よく見えるようです。

そんな中で気づいたのが、洗面台の汚れ。これまで「きれい」と思っていた洗面台が、しっかりと見えるようになったことで、思った以上に汚れていることに気づきました。これはかなりのショックです。同じように、家の中を見渡すと、壁のシミや老朽化した部分が次々と目に入ってきました。これまで気にしていなかった細かい部分が、はっきりと見えるようになったことで、急に気になり始めたのです。

見え方の変化と快適な生活

見え方には個人差があるようですが、私の場合、右目は40センチくらい、左目は2〜3メートルが最もよく見える距離です。運転の際、遠くの景色は少しぼやけるものの、裸眼でも十分快適に運転できます。遠景が少しぼやけているとはいえ、色の鮮やかさが際立ち、これまで見たことのない世界のように感じます。

夜空も、以前とは比べものにならないほど美しく見えます。星々の輝きが増し、特にぼやけた感じもなく、そのままの視力で楽しめるほどです。これだけ見えるので、今のところメガネは不要かもしれないと思うほどですが、さらにクリアな視界を求めてメガネを試してみることにしました。

試しにメガネを購入してみた

手術後まだ日が浅いため、正式にメガネを作るのは少し待つべきだと思い、とりあえずAmazonで近視用のメガネを探してみました。そこで、一番弱い度数のマイナス1のレンズを購入し、翌日には手元に届きました。

試しにかけてみると、これがまた驚きの体験でした。さらなる感動が押し寄せてきました。「こんなにも世界はクリアに見えるものなのか!」と、思わず声をあげたほどです。遠くの景色がより鮮明に、夜空の星々もさらにくっきりと見えるようになりました。

ただし、このメガネは病院や眼鏡店で処方されたものではないため、長期間使用すると目に負担がかかる可能性があります。その心配があるため、結局のところほとんど使用していません。1ヶ月ほど経ち視力が安定したら、しっかりと検査を受けて自分に合ったメガネを作ろうと考えています。

これからの楽しみ

白内障手術を受けたことで、私の世界は大きく変わりました。これまで見えていたはずの景色が、まるで新しい世界のように感じられます。日常の何気ない風景がこれほど美しいものだったとは、手術をするまで気づきませんでした。

今後は、眼鏡を作り、より快適な視界を手に入れることを楽しみにしています。また、ちょっと厄介ですが、家の掃除や片付けなども必要になりそうです。見える世界が変わることで、生活の仕方も変わるかもしれません。

視界がクリアになることで、気持ちまで前向きになる——そんな貴重な経験をした白内障手術でした。

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