〜親指の付け根に小さな珍客〜
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ある日、ふと親指の付け根を見ると……なんか、いるんですよ。
ぷくっとした、なんとも言えない存在感のコブが。
「え、これ何?いつから?なんで私の指に?」と、軽くパニック。
実は私、血液にちょっとした持病があって、体にコブができることが稀にあるという話を以前に聞いていたんです。
だから余計に「これはもしかして、大変なことの前兆では……」と心配になりました。
とはいえ、不安を抱えて放置するのも怖いので、腰痛で通っている整形外科の先生に相談してみることに。
すると先生、「ああ、これはね、ガングリオンだね」とサラッと診断。
「ガングリオン……?」まるでファンタジー小説に出てきそうな名前ですが、ぜんぜん幻想的なものではなく、ただのゼリー状の塊でした。
その場で針を使って中身を抜いてくれたんですが、出てきたのがなんとも赤っぽいぬるっとしたもの。
「あ、こんな感じで出るんだ〜」と、ちょっとした実験を見ているような気分に(私は患者なんですけどね)。でも他人が見たら気持ちいいものではないことは確かです。
先生いわく、「ガングリオンは良性だし、命に関わるようなものではないから心配いらないよ」とのこと。
いやぁ、安心しました。
というわけで、親指の付け根に謎のぷっくりができたときは、慌てず騒がず、まずは専門の先生に相談しましょう。
意外と、ただの“ゼリー”かもしれませんよ。
ガングリオンって、実際なに?
さて、ここでちょっとだけ真面目なお話を。
ガングリオン(Ganglion)とは、関節や腱の周辺にできるゼリー状の袋のようなものです。
中には粘り気のある関節液やゼリー状の液体が入っていて、外から触るとぷにぷにした感触があります(たまに硬い場合もあります)。
できやすい場所は、
- 手首(特に甲側)
- 指の付け根や関節周辺
など。まさに今回の私のような「親指の付け根」もよくある場所なんです。
原因は?
はっきりとした原因はわかっていないのですが、関節や腱にかかるストレスや摩擦、繰り返し動かすことによる負担が影響していると言われています。
私の親指も、たぶん日々のスマホやパソコン操作の小さな積み重ねだったのかも……(指よ、酷使してごめん)。
治療法は?
- 自然に消えることもあります。
- 気になる場合は、中の液を注射器で抜く方法(私が体験したやつ)が一般的。
- それでも繰り返す場合や、痛み・しびれがある場合は、手術で袋ごと取り除くこともあります。
ちなみに、**良性腫瘤(りょうせいしゅりゅう)**なので、がんなどの心配は基本的にありません。
でも見た目や痛みが気になる場合は、やっぱり早めに受診するのが安心ですね。
まとめ
突然現れたぷくっとコブは焦るけれど、ガングリオンだった場合はあまり心配しすぎなくても大丈夫。
何かできたときは、ついつい最悪のシナリオを考えがちですが――
「な〜んだ、ただのゼリーだったのね」と思えた今回の経験が、どなたかの安心につながれば嬉しいです。
妖怪、ガングリオンのお話、終わり^^
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