ウォーキングのリズム - やすぼぶろぐ

― 自分だけのテンポで歩くコツ ―

1. ウォーキングは「リズム」が大切

健康づくりやダイエット、気分転換のためにウォーキングをしている人は多いですが、実は歩く“リズム”や“テンポ”が効果を左右することをご存じですか？リズムに乗って歩くことで呼吸が整い、全身の筋肉をバランスよく使えるようになります。

最近ではイヤホンで音楽を聴きながら歩いたり、頭の中でカウントを刻んで自分なりのテンポを保つ人が増えています。お気に入りの曲をBPM（テンポ）ごとに選べば、自然にペースが一定になり、ウォーキングが長く続きやすくなります。

今朝、私もいつものように自分のリズムで歩いていました。ところが、背後から「コツコツ、カツカツ、カツカツ…」と靴音が近づいてくるのに気づきます。私は少し大きめの歩幅で歩くため、その細かい“コツコツ”に合わせようとすると、まるで小走りのようなテンポになってしまうのです。

結局、私はスピードを落として先に行ってもらいましたが、その結果、いつもなら渡れる信号に間に合わず、足止めされてしまいました。ほんの数十秒のことでも、自分のテンポが崩れると気持ちまで揺らいでしまうものです。

ウォーキングの醍醐味は、自分だけのペースで心身を整えられる点にあります。他人の歩調に引っぱられると、心拍数や呼吸が不安定になり、疲れやすくなることも。リズムを守ることは運動効果だけでなく、ストレス軽減にもつながります。

5-1. 無理に合わせず先に行ってもらう

靴音や人の気配に気づいたら、いったんスピードを落として先に行ってもらうのが最もシンプル。短い調整で自分のリズムを守れます。

5-2. 音楽で“自分専用BGM”をつくる

ウォーキング用のプレイリストをBPMごとに作成すると、外の音に惑わされにくくなります。一定のテンポで歩くことで、消費カロリーや脂肪燃焼効率が上がるという研究もあります。

5-3. 呼吸や腕の振りに意識を戻す

外の音に気を取られたら、あえて呼吸や腕の振り方に注意を向けましょう。自分の体内リズムに集中でき、自然とテンポが整います。

5-4. ルート選びで混雑を避ける

人通りの少ない時間帯や道を選ぶだけで、周囲のペースに影響されにくくなります。信号の少ないコースを見つけるのもおすすめです。

ウォーキングは単なる運動ではなく、心を整えるマインドフルネスの時間でもあります。他人のペースや環境に影響されそうになったときこそ、「自分の歩幅」「自分の呼吸」を意識し、身体の内側に注意を戻してみましょう。外の音はBGMのように聞こえ、自分だけのテンポが戻ってきます。

日々のウォーキングが、単なる移動時間ではなく、自分と向き合う小さな習慣になります。テンポを崩さず歩くことは、体力づくりにも心のリフレッシュにも効果的です。今日からぜひ、あなたも「ウォーキングのリズム」を意識してみてはいかがでしょうか？