1, はじめに|戸籍の証明書、コンビニで取れるって本当?

「本籍地が遠くて、戸籍謄本を取るのが大変…」
「郵送請求ってちょっと面倒…」
そんな方に朗報です!
実は、マイナンバーカードがあれば、戸籍謄本などの戸籍関係の証明書をコンビニで取得できるってご存じでしたか?
ただし、住民票などと違って、本籍地が現住所と異なる場合は、事前の利用登録申請が必要です。
この記事では、その手続き方法と注意点を、やさしく・丁寧にご紹介します!
2,戸籍関係書類のコンビニ交付について
マイナンバーカードを使えば、セブンイレブンやローソンなどのマルチコピー機で、次のような証明書が取得できます:
| 書類の種類 | 本籍地が現住所と同じ場合 | 本籍地が現住所と異なる場合 |
| 住民票・印鑑登録証明書 | すぐ取得OK | すぐ取得 OK |
| 戸籍謄本・抄本、戸籍附票 | OK (対応自治体に限る) | 事前登録が必要! |
Step1:本籍地の自治体が「戸籍のコンビニ交付」に対応しているか確認
まず最初に、自分の本籍地の市区町村が、戸籍のコンビニ交付サービスに対応しているかを確認しましょう。
〇調べ方は次のようにすればよいと思います。
- 「〇〇市 戸籍 コンビニ交付」で検索
- 自治体の公式HPに「コンビニ交付」のページがあるか確認
※未対応の場合は、コンビニで戸籍の取得はできません。その場合は郵送請求など他の方法を検討しましょう。
Step2:利用登録申請をする
対応している自治体なら、次は「利用登録申請」を行います。
これは、本籍地の役所に“この人はマイナンバーカードで戸籍を取得できる人です”と登録してもらう手続きです。
〇利用登録申請書の入手方法
以下のいずれかの方法で入手できます:
- 自治体HPからダウンロード(一般的)
→「〇〇市 利用登録申請書」で検索し、PDFを印刷 - 本籍地の役所窓口でもらう
→ 直接行けるならスムーズです - 電話やメールで申請書の郵送依頼
→ 郵送希望と伝えれば対応してくれる自治体も多いです
Step3:必要書類をそろえて申請(郵送または窓口)
一般的には以下の書類が必要です:
| 書類 | 内容・備考 |
| 利用登録申請書 | 記入・署名 |
| マイナンバーカードのコピー | 両面、番号通知カード不可 |
| 本人確認書類(必要に応じて) | 運転免許証など(※ 自治体による) |
| 返用封筒(必要な場合) | 切手を貼って同封します |
Step4:登録完了通知が届いたら、コンビニで取得できるように!
申請後、通常5日〜2週間程度で登録が完了し、通知が届きます。
あとは以下を持ってコンビニへ!
- マイナンバーカード
- 利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁)
- 手数料(自治体により300円〜450円程度)
マルチコピー機の「行政サービス」→「証明書交付」から進めばOKです。
以下注意店です。
- 戸籍は「本籍地」で管理されており、現住所と違うことも多いです。
- すべての自治体が対応対応していない場合、戸籍関係の書類はコンビニ交付不可。
- 取得できる時間帯に注意、原則:6:30~23:00(年末年始除く)
- 電子証明書のパスワード入力ミスに注意!暗証番号を3回間違えるとロックがかかり、役所での再設定が必要です。
- 取得できる書類は、戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)・戸籍個人事項証明書(戸籍抄本)・戸籍の附票の写し(住所履歴)
- 代理人では取得不可、必ず本人のマイナンバーカードが必要。家族でも他人の分は取れません。
おわりに、一度登録すれば、後がラクですよ!
本籍地が遠方にあると、戸籍証明書を取るたびに郵送請求や帰省が必要で、本当に面倒ですよね。
でも、一度この「利用登録」を済ませれば、全国どこのコンビニでも簡単に証明書を取得できるようになります!
将来の自分が助かる準備として、ぜひ今のうちに手続きしてみてください。
🏠 本籍地を移す?そのままにする?迷う方へ
「それなら本籍地を今の住所に移せばいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、本籍地を現住所に変更することで手続きが楽になる場面もあります。
ただ一方で、
- 生まれ育った土地に本籍を残しておきたい
- 親や祖父母とのつながりを大切にしたい
- 将来的にまた住所が変わるかもしれない
など、さまざまな理由から本籍地をそのままにしておきたいという方も少なくありません。
そういった方にとって、今回ご紹介した「利用登録 → コンビニ取得」の方法は、とても便利でおすすめです。
本籍地を移さずに、必要なときだけ手軽に戸籍証明書を取得できる安心感は大きなメリットです。