実はことわざは矛盾している?

昔の知恵を少し疑ってみる

ことわざは、昔の人が長い経験の中から見つけた知恵だと言われています。
そのため私たちは、ことわざを「正しい教え」のように感じてしまうことがあります。

しかし、よく見てみると不思議なことに気づきます。
実は、ことわざ同士が真逆のことを言っている場合があるのです。

つまり、どちらも正しいなら、どちらも絶対ではないということになります。

今回は、そんな「ことわざの矛盾」をいくつか見てみたいと思います。


1. 急がば回れ vs 善は急げ

「急がば回れ」は、急ぐときほど安全な道を選んだ方が良いという意味です。
一方で「善は急げ」は、良いと思ったことはすぐ行動した方が良いという意味です。

急ぐべきなのか、急いではいけないのか。
この二つは、かなり反対のことを言っているように見えます。


2. 石の上にも三年 vs 下手の考え休むに似たり

「石の上にも三年」は、辛抱して続ければ成果が出るという意味です。
しかし「下手の考え休むに似たり」は、あまり考えすぎても意味がないという意味です。

つまり、じっと続けるべきなのか、早く動くべきなのか、状況によって違うということになります。


3. 大は小を兼ねる vs 過ぎたるは及ばざるがごとし

「大は小を兼ねる」は、大きいものを選んでおけば安心だという考え方です。
しかし「過ぎたるは及ばざるがごとし」は、やりすぎは足りないのと同じくらい良くないという意味です。

つまり、大きすぎても良くないということになります。


4. 二兎を追う者は一兎をも得ず vs 一石二鳥

「二兎を追う者は一兎をも得ず」は、欲張ると何も手に入らないという意味です。
一方で「一石二鳥」は、一つの行動で二つの成果を得ることです。

欲張ってはいけないのか、それとも効率よく二つ手に入れるべきなのか。
ここでも少し矛盾が見えます。


では、ことわざは間違いなのか?

こうして見ると、ことわざは矛盾だらけのように感じます。
しかし、実はここに面白いポイントがあります。

ことわざは「絶対のルール」ではなく、
状況によって使い分けるヒントなのかもしれません。

急いだ方が良いときもあれば、回り道をした方が良いときもあります。
大きい方が便利なときもあれば、小さい方が合理的なときもあります。

つまり、ことわざは答えではなく、
考えるための材料なのです。


まとめ

私たちはつい、ことわざを「正しい言葉」として受け取ってしまいます。
しかし実際には、ことわざ同士が矛盾していることも少なくありません。

だからこそ、ことわざをそのまま信じるのではなく、
「今の状況に合っているか」を考えることが大切なのかもしれません。

もしかすると昔の人は、
「ことわざを覚えなさい」と言いたかったのではなく、

「よく考えなさい」

と言いたかったのかもしれません。

※大は小を兼ねないと思った記事です。

大は小を兼ねるは本当か?


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